妊娠中に口にしない方がよい食べ物

赤ちゃんをお腹の中に授かったお母さん、これからはお母さんが赤ちゃんの栄養源となります。そこで気をつけたいのがお母さんの食べる物ですよね。

妊娠中にアルコールやカフェインを摂取してはいけない、というのは、妊娠していない女性や男性であってもよく知っていることだと思います。しかし、日常的に口にしがちなものであるのにも関わらず、妊婦さんが食べない方が良いと言われているものは他にもたくさんあるんです。

まずは生の魚介類。牡蠣などのようにあたる可能性があるものはもちろんのこと、それ以外の魚介類もお刺身で食べるようなことは避けた方が良いようです。特に二枚貝等にはノロウイルスが付着していることがあります。しっかりと加熱して食べましょう。

そして同様に生肉も口にすることは避けた方が良いとされています。生肉を食べた場合に心配なのは、O-157、そしてトキソプラズマの影響です。O-157は言わずと知れた食中毒のウイルス。トキソプラズマは免疫を持っていない妊婦さんが感染すると、胎児に重い障害が残る可能性がある恐ろしいウイルスです。ユッケのようなもの以外にも、生ハムなど非加熱製品にも含まれているため、うっかり食べてしまわないように注意しましょう。

妊娠中に食べない方が良いものをしっかりと把握することは妊娠中にやっておくことの一つですね。

妊娠中は体重管理に十分注意して

今ほど医者や医療が発達していなかった昔は、妊娠中の女性は2人分食べなさいと言われることが多かったようです。今もまだそういう感覚が残っている高齢者もいますが、現代の食事情は昔とは大きく異なり、飽食の時代とも呼ばれています。現代の食生活で2人分食べてしまうとカロリー過多になってしまうので、妊娠中でも食事にはきちんと注意しなくてはなりません。

一昔前までは、妊娠中の女性の体重増加にはかなり寛容だったと言えます。しかし、近年は過度な体重増加があると産婦人科で注意を受けるようになっています。一般的に、妊娠中の体重の増加は8kg程度が理想的だとされており、10kg以上増加すると妊娠高血圧症などのリスクが高まることで注意が喚起されているのです。

妊娠中はホルモンのバランスが急激に変わります。更に体型も著しく変化し、お腹が大きくなってくるとどうしても動くのが大変になってしまうものです。ホルモンの影響で太りやすくなっているところに運動不足が重なり、妊娠中の女性は非常に太りやすい状態であると言って良いでしょう。

しかし、増えすぎた体重は様々なリスクを伴います。それだけでなく、産後に体型を戻すのも一苦労になってしまう可能性があります。赤ちゃんを安全に産む為に、そして産後もスムーズに体型を元に戻せるように、妊娠中の体重管理にはきちんと注意するようにしましょう。

妊娠中に気を付けて欲しい、食事による胎児への影響

妊娠中に注意しなければいけないことの一つに、食事による胎児への影響があります。

私が一番気を付けて欲しいと思うのは、トキソプラズマ症です。

生肉や加熱が不十分なレア状態の肉、生ハムやサラミなどを食べることにより、トキソプラズマという寄生虫に感染することを言います。妊娠中に初感染すると、水頭症になる可能性も出てきます。
必ず胎児に感染するとは言えないトキソプラズマ症ですが、少しでも感染する可能性があるのですから、レアステーキなどが好物の方も妊娠中は頑張って我慢するようにしましょう。

次に気を付けて欲しいのは、リステリア菌による食中毒です。妊娠中に感染すると流産や死産につながる可能性があります。
リステリア菌は塩分にも強く、冷蔵庫でも繁殖するところが厄介です。

リステリア菌に感染する可能性がある食べ物は、加熱していないナチュラルチーズ、生ハム、スモークサーモンなどです。妊娠前に食べていて影響がなかった人も、妊娠中は免疫力が下がり感染する危険性が増しますので、どうしても食べたい場合は充分に加熱するようにしましょう。

最後に水銀です。水銀は胎児の中枢神経の発達に影響を及ぼすと言われています。
水銀を多く含む魚は大型魚や深海魚、クジラやサメです。

全く水銀が含まれない魚はいませんが、マグロ等の大型魚は食物連鎖の頂点にいると考えると、含まれる水銀量も他に比べて多くなると想像がつくと思います。しかし、魚は栄養バランスの取れた食事には欠かせませんので、全てを怖がって食べないというのはやめましょう。

鮭、アジ、鯖、ツナ缶等は安心して食べれると言われていますので、栄養面からも積極的に食べて欲しいと思います。

妊娠中は食べ物の制限が多く、ストレスになる人もいると思います。ですが、元気な赤ちゃんを産んだ後に食べるのを楽しみに、妊娠中の10か月間を乗り切って頂ければと思います。